通知表はどのように使われるの⁇

入試のためのお話が続きます。
前回のブログでは「入試説明会」の説明をしました。

前回のブログで予告したように
今日は「個別相談会」についてをお話しようと思ったのですが、
個別相談会の話の前に、大前提として
「通知表について」と「偏差値について」について
お話しようと思います。
まずは通知表の話から…






「高校に行くときは
通知表のコピーと、北辰テストの結果を持っていけ!」
と塾や学校の先生から言われていると思うのですが、
高校では通知表の何を見ているのでしょうか?

当たり前ですが、成績を見ています(笑)

通知表に記された5段階の成績が、
ほぼそのまま、内申点となり、
高校はその「内申点」が知りたいのです。

そして、ひとつひとつの教科を見るのではなく、

3科の合計点=英語・数学・国語
5科の合計点=英語・数学・国語・理科・社会
9科の合計点=英語・数学・国語・理科・社会・音楽・体育・美術・技術家庭

この3つの区分で判断します。
そして、学校・コースによって
3科で判断するのか、5科や9科で判断するのかなど
判断する科目が変わってきます。

また学校・コースによっては
「英語は必ず4以上」など、
さらに指定されることもあります。

ざっくりいうと
進学校ほど3科・5科で判断し、
専門学校・就職の生徒が多い学校になると
3科・5科・9科で判断することが
多くなります。

通知表



この内申点だけで
いわゆる「合格の確約」をもらえることもあるのですが、
内申点だけでなく、
偏差値も要求されることがあります。
それは何故なのか?

ぶっちゃけ、
中学校(教師)によって
成績のつけ方・評価が違うからです。

現在の中学校の成績のつけ方は「絶対評価」。
これは、ある基準があって
それをクリアしているか、クリアしていないかを教師が判断し、
成績をつけるもの。

成績順に、
何人までが「5」、何人までが「4」とつけていく「相対評価」に比べて、
この「絶対評価」は
生徒個人個人がどの程度できているかを評価するものなので、
一見「平等」に見えるのですが、
ここが落とし穴でもあります。

それは曖昧な評価基準に対して、
それぞれの教師がどう判断するかが、実は違うから。

例えば
「意欲的に取り組んでいる」
という評価基準に対して、
教師はどのようにそれを判断しているのでしょうか。

わかりやすいのは
「授業中に手を挙げた回数」
です。
手を挙げた回数が多ければ
意欲的とみなされます。

逆に、質問に対して答えがわかっていても
手を挙げなければ
「意欲的」とみなされないのです。

さらに裏を返せば
質問に対して何の返答も持っていなくても
手さえ挙げれば
「意欲的」と判断されるのです。

なので、
「5」をつける人数、「4」をつける人数が決められていない分、
成績をつける教師の判定によるところが大きいのです。

これがどういうことかというと、
中学校によって
高い内申点が出やすい学校と
なかなか内申点を取れない学校が
出てきてしまうのです。

だから
北辰テストで偏差値70を取っていても
内申点で「5」が出ないことがあります。
逆に北辰テストが偏差値50代であっても
内申点が「5」であることもあります。

つまり
生徒を募集する高校側としては
内申点のみで合否の判断をすると
入学する生徒の学力の差が大きくなるという
側面を持っています。

ここを補うのが
たくさんの生徒が同じ問題を解く外部テストの偏差値。
埼玉県では、ほとんどの中3生が受験する
北辰テストということになります。

ということで、
次回は「北辰テスト」の話をしようと思います。





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