なぜ「北辰テスト」の結果が必要なのか?

今日は「個別相談会」を受ける際に必要な
「北辰テストの結果」の話です。

高校の先生は個別相談会で、
北辰テストの結果の何を見ているのか?

当たり前ですが「偏差値」です。

埼玉県出身のお父さん・お母さんの間では「あるある」なのですが、
北辰テストがあるのは埼玉県だけです(笑)

このブログを書いている私は
昭和49年生まれの埼玉県生まれ、埼玉県育ち、
今でも埼玉県在住の生粋の埼玉県人。
当然出身高校は埼玉県の公立高校です。
もちろん「翔んで埼玉」は見ました(笑)

なので、
「北辰テスト」は全国で行っているものと思い込んでいました。
が大人になってから知った、
「北辰テストがあるのは埼玉だけ」という事実…

(ちなみにほかに大人になってから、
山田うどんも丸広百貨店も埼玉のみと知って、
衝撃を受けました(笑))

もちろん、ほかの都道府県でも
「偏差値」を出すテストはあるはずです。
私の知るところでは
全国区でいえば「駿台模試」
(全国区なので、当然埼玉県の中学生も受けられます)
東京でいえば「V模擬」「W模擬」。

ですが、埼玉県内の高校を受験するのに
最も多くの人たちに知られ、
最も多くの生徒が受験する
偏差値が出る外部テストといえば「北辰テスト」。

北辰テスト



なので、埼玉県で「偏差値」といえば
北辰テストで出される偏差値のことです。

実際には北辰テストのほかに、
偏差値の出るテストには
地区ごとによる「中学校長会主催 公的テスト」もあります。
(中学校のある地域によって、名称は変わります)
しかし今のところ
受験のスタンダードとして使われてはいないので、
その説明はここでは省かせてもらいます。

私と同年代の埼玉県出身の方は
ご自分が中学生のとき、北辰テストは
ご自分が通う中学校で受験したことと思います。

そして、中学校の先生が
北辰テストの結果=偏差値を見ながら
「ここの高校を受けてみたら?」など
受験指導をしていたと思います。

しかし随分前に制度がかわり、
今では北辰テストは中学校主体では受験をしなくなり、
生徒が個人的に申し込みをし、
外部の会場で受験をするようになりました。

これがどういうことになったかというと、
中学校の先生が、
生徒の偏差値を知る機会がなくなってしまったのです。
そのため、偏差値による進路指導が
積極的にできなくなってしまいました。

また、
中学校の先生と高校側が
実際に受験する受験生について
話し合いを持つことをしなくなってしまったため、
中学校の先生が、受験生に対して
「ここの高校ならば絶対に受かるから受験しなさい」
と言うことができなくなってしまったのです。

その結果、埼玉県では
生徒が「個人的に」受験する
「北辰テスト」で出された偏差値を持って、
生徒が直接高校に赴き、
高校の先生と相談をして
その高校を受験しても大丈夫なのかを
確認することになったのです。

実際には、
中学3年生が1人で交渉するわけにはいかないので、
保護者が同伴のもと
高校の「個別相談会」に参加するというシステムになっているのです。

この「親が同伴=親が高校側と交渉をする」というシステムが
埼玉県独特のシステムと言えると思います。

一方、受験生を迎える高校側としては、
中学校によって評価にバラツキがある「内申点」だけよりも、
埼玉県内中学3年生の90%が受験する
北辰テストの偏差値を参考にしたほうが
学力がわりやすいので、
「個別相談会」に行くときには
「通知表のコピー」だけでなく、
「北辰テストの結果」を持ってきてほしいのです。

ざっくりいうと、
進学校になればなるほど
「偏差値」を重視します。

さて、ようやく次回は「個別相談会について」のお話をします。




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