都立高校・令和3年度入試の変更点の発表を受けて

【都立高校・令和3年度入試の変更点の発表を受けて】

昨日、東京都教育委員会では
文部科学省から5月13日に通知された
「中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた
令和3年度高等学校入学者選抜等における
配慮事項について(通知)」
を踏まえ
令和3年度入試の具体的な配慮事項の内容を定めたと発表しました。

内容としては学力検査において
「中学1、2年生の学習内容に加え、
各教科における中学3年生の1年間の学習内容のうち、
おおむね7か月程度で学習可能な分量を出題範囲とする。」
ものです。

つまり3年生の学習内容で、
入試には出題されない範囲があるということです。
具体的には

国語 :中学3年生の教科書で学習する漢字
数学 :三平方の定理・標本調査
英語 :関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
社会 :公民的分野のうち、『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」、『私たちと国際社会の諸課題』
理科 :第1分野:『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」、『科学技術と人間』
    第2分野:『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」、『自然と人間』

こちらの範囲が出題範囲からは除外されるということです。

埼玉県教育委員会では、令和3年度入試については
日程以外の詳細は、これからの発表になります。
しかし、5月13日に文部科学省から発出された通知から
東京都がこの発表をしたということは
埼玉県の公立高校もこれに追従するのではと予想されます。

入学者選抜会場



範囲が狭くなったというのは、この状況から考えれば
妥当な措置といえるとは思います。
しかし、この状況で高校へ入学した後に
生徒たちはどのような学力であるのか、
また入学後の授業はどのように進めるのかが
難しくなるのではと危惧しています。

この新型コロナウイルスに影響は
今年度の授業進度だけでなく、
来年度以降まで長い影響を及ぼしそうです。

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