今年の北辰テストの「扱い方」

【今年の北辰テストの「扱い方」】

例年ですとこの時期の中学3年生は
部活動最後の大会目前で、
毎日遅くまで汗にまみれて部活をしている頃。

この大会が終われば部活を引退。
引退することで受験モードに入り、
「終わったね。さあ、受験に向けて頑張ろう」
という節目の時期です。

ところが今年に限っては
ようやく学校が始まったものの、
密を避けるために分散登校。
部活動もまだ再開になっていないところが
多いのではないでしょうか。
しかも、最後の大会は中止となり
気持ちがついていかない受験生も多いと思います。

しかし受験生にとってはここからが
「受験に向けて」のスタート。
いつもの年ですと、この時期から
「北辰テストを受けましょう」と受験生にはお声をかけています。

(関連ブログ)
中3生・北辰テストはいつから受けるのか?
北辰テストはこんなことにも活用して
なぜ「北辰テスト」の結果が必要なのか?

北辰テスト



ところが今年は
4月に実施予定だった中学3年生第1回北辰テストが
新型コロナウイルス流行の影響により中止になり、
今月6月21日実施予定の第2回テストは
感染防止のため、
「北辰テスト@Home(自宅受験板北辰テスト)」となりました。

さらに6月18日から申し込みが開始となる
7月19日開催予定の第3回テストも
第2回と同様、感染防止のため、
「北辰テスト@Home(自宅受験板北辰テスト)」となりました。

さて、本来ならば私立高校の個別相談会に向けて
いわゆる「確約」の判定材料として
北辰テストから出された「偏差値」が必要になるところです。

そして、多くの私立高校では
7月開催の第3回テスト以降の偏差値を判定材料とする学校が多いです。

しかし7月実施テストが「自宅受験」となるとどうなるのか?

おそらく、客観性が担保できないため、
自宅受験の回で導き出された偏差値は

使われない可能性が高いのではないかと考えます。

特に進学校と言われる、レベルの高い学校・コースでは
その可能性が高いと思われます。

自宅受験ですと、試験監督がいませんので
教科書を見て答えを書いてしまったり、
試験時間をオーバーして問題を解いてしまったりしても
それは本人以外、誰にもわからないこと。
(そんなことをする生徒はいないと思いますが・・・)

そのテストから出された偏差値を合否判定に使うかといったら・・・
私だったら使いません。
参考にはします。

ですので
今年は9月開催の「第4回北辰テスト」以降の偏差値を
「確約」に必要な偏差値として採用するところが
多くなるのでは?と考えてます。

しかし、これでまた
9月開催の北辰テストも「自宅受験」となった場合には
さらに確約判定が難しくなりそうな予感がします。

今年は「学習塾対象入試説明会」も
ほとんど開催されていません。
7月に入ってから、zoomを使った説明会が何校かある様子。
多くは2学期に入ってからの説明会となりそうです。
未だに私たち塾講師にとっても
まだまだわからないことの多い、来年の入試です。

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