今年の埼玉県高校入試の基準

【今年の埼玉県高校入試の基準】

9月が後半に入りました。
学習塾対象私立高校入試説明会も終盤です。
残すところ数校。

このコロナ禍の中で
各高校がどのような対応を取るのか注目して
参加してきました。

例年と違い、各高校の違いが出ているのは
このような点になります。

①内申点、偏差値の目安を下げた学校
②偏差値目安の利用を、北辰テストベスト1回のみにする学校
③加点項目(点数)を増やした学校
④入試問題を埼玉県公立高校入試範囲と同様にする学校

特徴的なのは
例年、私立高校が偏差値を資料として見る場合、
北辰テストの「ベスト2回分の平均値」というのが
スタンダードな基準でした。

北辰テスト
(画像は昨年度のパンフレット)


しかし今年度は、
7月までの北辰テストが中止もしくは自宅受験となったために
「公平性を保つ」という観点から、
「自宅受験で出た偏差値は参考にせず、
会場受験したもののみを採用する」
学校が多いことです。
(中には、自宅受験した回の偏差値を採用する学校もあります)

会場で受験したもののみとなると
9月以降の回となりますので、
北辰テスト4回分しかないことになります。

とすると、個別相談会の時期から見ても
今年度は「ベスト1回」を採用する学校が多くなりました。

逆に言えば、ここを変えずに「ベスト2回の平均」を求めてくる学校は
「強気だね」と感じるのでした。

もともと人気校で、生徒募集に苦労していないのか
はたまた、ベスト1回にすることで
入学時の学力のムラが出るのを気にしているのか…

いずれにしても、
「上位校」「人気校」と言われる学校はそれほど基準を変えておらず、
中堅校になってくると加点項目を増やすなど、
生徒が集まりやすい基準を設けています。
(中には「基準があってないようなものだね」という学校も…)

9月後半に入り、
各高校の個別相談会の日程も出てきています。
今年はコロナの影響で
学校説明会や個別相談会を定員制にしている学校もありますから、
「少しでも行ってみようかなと思う学校は、まず予約」をし、
突発的に参加することが難しいため、
計画的に学校を回ることをお勧めします。

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