英検の付き添い1
当塾では英検は塾内でなく、一般会場で受検していただくこととしています。
これには様々な理由があるのですが、一番の理由は慣れない環境で試験を体験することにあります。
もしかするとお子さんは緊張してしまい、いつもの実力が発揮できないかもしれません。
しかし、それも人生の大切な勉強だと思っていただきたいのです。
将来的に慣れた環境で試験を受けることは稀です。
英検は年に数回受検できますので、次回に再挑戦すれば良いくらいに考えてください。
追記:英検3級以上は二次試験で面接が課されます。一次試験で慣れた会場でも、二次試験は必ず一般会場になります。ですから事前に外部会場での経験を積んでおくべきだと当塾は考えております。
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さて、英検会場なのですが、これは申し込み時に希望した地区の主に学校施設になることが多いようです。知らない地区にある中学高校や大学などは場所が分かりにくい場合があるので、事前にチェックしておくことをオススメします。受験票が届けば、会場についての説明もありますので、前もってお子さんと一緒に確認してみてください。
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自動車で送り迎えをお考えになっている方もいらっしゃると思います。その際、遅刻しないようゆとりを持って出発してもらうこともそうなのですが、会場(駅から遠い会場など)の出入り口付近が送迎の車で混雑することが多いので、少し離れた場所で降ろすことも想定しておいてください。英検からは公共の交通機関を使うように書いてありますが、実際、車の送迎は非常に多いです。会場周辺が英検渋滞を起こしていることもあるくらいです。
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会場に到着しましたら、受付(本部)を探してください。普通は会場入り口付近の建物内にあると思います。(分からなかったら係員に聞きましょう)時間によっては、受付に人が殺到していて、長蛇の列になっている場合があります。あまりの人の多さに、私(=神澤)はそこでかなりへこみました。冬だったので寒かったです。受付で係の人に受検票を見せてください。もちろんお子さんが自分でやるように。手を出しすぎると、自分で何も出来ない子になってしまいます。特に男の子のお母さんはそういう場合が多いので注意してください。
追記
長男の5級受検時は、受付をしてから教室に行きましたが、次男の5級受検の際は直接教室に行きました。受験級や会場によって受付方法が違う場合があるのかもしれません。各会場の指示に従うようにしてください。
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受付がすんだら教室に移動します。受検番号によって教室が振り分けられています。大きく掲示(↑の画像)されていますので、お子さんと一緒に教室番号をチェックしてください。中高の校舎が会場であれば問題ないのですが、大学が会場ですと教室番号が例えば「1413教室」とか、すぐに忘れてしまいそうな場合もあります。記憶力の良い方はいいのですが、私(=神澤)のような「1413」なのか「1314」だったのかすぐに分からなくなってしまうような方は、案内の掲示を携帯などで写真に撮ってしまうと安心です。会場によっては教室配置の案内も掲示されていますので、とにかくお子さんと一緒に試験を受ける教室を探してください。もし、よく道に迷うような方でしたら、近くに英検の係員がいますので、すぐに聞いて案内してもらうのも良いと思います。英検の係員もたまにぼんやりしている人がいますので、ちゃんと案内してくれそうな人を見つけて、その人に聞いてください。
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会場によっては上履き(スリッパ)が必要な場合があります。大学が試験会場の場合以外、付き添いの自分の分もちゃんと準備してください。以前、私は長男の付き添いで会場に行った時、家の玄関に子どもの上履きと自分のスリッパを忘れてしまったことがありました。受付のため列に並ぶ人たちが皆上履きを準備しているのを見て、そこではじめて忘れたことに気づき「しまった~!」となったのでした。受付前でしたし、時間にもゆとりがあったので、長男を入口に残し、コンビニ探しに走りました。しかし、知らない土地だったので行けども行けども見つかりません。走り回った挙げ句、時間が迫ったので成果なく会場に戻りました。長男には「靴下で受けよう」と。1月の受検回だったので「寒い」という長男に、「では私の靴下を上から履きなさい」と。靴を脱いで受付を見ると、なんとあるではありませんか。上履きを忘れた人のために使い捨てのスリッパが受付脇に置いてあったのです。(用意されていない会場もありますので注意!)本当に助かりました。今考えれば、コンビニ探しになんか行かなくても、下足のまま入ってしまえば良かったのですけどね。運動靴なら多分バレないです。ということで、運動靴で行けば、忘れても問題ありません。(イヤイヤ忘れないようにしましょう)
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試験を受ける教室が分かりましたら、そこでお子さんとはお別れです。試験が終わった後、どこで待っているかお互いに確認しておきましょう。もちろん教室内に入り、一緒に席まで行ってあげても良いと思います。受検前の最終チェック等々は塾から指示していますので、あとは放っておいてください。
追記:もし必要事項(受検番号や連絡先など)の記入が困難な場合は保護者のサポートが認められているので、その場合は試験監督にその旨を伝え教室近くで待機しておくのが良さそうです。念のため追記しておきます。
追記2:次男の受検の際、付き添いは試験開始の5分前まで認められているので、そのまま教室内にとどまり、試験問題が配られると付き添いの方がガシガシ必要事項の記入を始めていたそうです。小さい子の受検が増えたことを実感させる光景です。
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すべての英検会場に付き添いの保護者用控え室が用意されています。試験が終わる時間まで我々は控え室で待機しましょう。控え室の場所が分からない場合は、係員に聞くか、最初に受付した本部まで戻って聞くようにしてください。大きく掲示されているとは思うのですが、人が多いと見落としてしまいがちなので聞いてしまうのが早いです。
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ここから1~2時間ばかり(受検級による)待機となります。多くの方は携帯やスマホをいじって時間をつぶしています。雑誌を持って来ている人もいます。お知り合いなのでしょうか、会話に興じている人も。それぞれ思い思いに時間を過ごしています。会場が高校や大学であれば自動販売機がありますが、中学校の場合は飲み物が入手できないかもしれません。水筒を持参しておくと、ほっこりタイムにすることができます。私は缶コーヒーを買って飲みながらこれ(この記事)を書いていました。
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試験終了。6で打ち合わせていた場所でお子さんを待ってあげてください。予定時間よりも意外にかかる場合もあるので、焦らなくても大丈夫です。また確認作業などの時間にずれがあるようで、教室によって終了時間(受検生が出てくる時間)に差があります。長男の付き添いの際は、周りの教室は皆終了し人がいなくなっているにも関わらず、一向に出てくる気配がなくて心配になったことがありました。どうも検定の実施者によって10分くらい差ができるようでした。
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お疲れさまでした。お子さんと会えましたら、再会を喜びあいましょう。試験の具合を聞くなんてナンセンスです。「どうだった?」なんて聞かないで「ご苦労さま」「お疲れさま」と言ってあげましょう。親が結果に対してあっけらかんとしている方が、子どもは勉強をがんばります。親が結果しか気にしないと、子どもも途中過程を大切にしなくなりますよ。途中過程が抜け落ちるので当然結果も伴いません。親がかける子どもへの言葉が、お子さんの思考を作ります。その点は注意しましょう。お子さんが一生懸命やれば、それでいいのです。その経験が次につながります。「今日は英検がんばったからご飯でも食べにいこうか」なんて、とてもいいですね。一生懸命やったことに対してご褒美をあげると、次もがんばろうと思います。繰り返すことになりますが、結果が出てからご褒美…では、よくありませんよ。
以上、私の経験も踏まえて、英検の付添いについて書かせていただきました。
大切なのは
①受験票を忘れないこと
②時間に余裕を持つこと
③運動靴で行くこと。笑
です。
試験開始時間ギリギリだと、教室が見つからないとかちょっとしたパニックに陥りやすくなります。
こういうところで約束や時間を守る大切さなどをお子さんに伝えられるのではないでしょうか。
英検の会場に付き添うといろいろなことが見えます。
5級や4級の試験では、小さな小学生と体の大きな中学生が同じ教室で同じ試験を受ける姿が見られます。
中学生は少なからずショックを受けるようです。
小学生には励みになるようです。
そういう普段と違う風景を見せることは大切だと思います。
いつもと同じ友達や似た年齢層の中から飛び出して、
ぜひ、英検の受検で普段できない体験を親子で味わってみてください。
クリック→英検の付添2(2次試験の場合)